Lepy LP-2024A+の改造(その3)
それでは部品の交換を始めます。
小さな電解コンデンサの交換が一番作業しやすそうなので、そこから着手しました。
iruchanさんのブログの情報では入力のカップリングコンデンサに使われている無極性電解コンデンサ2.2μFでは容量が小さすぎるとのことで、これをOSコンの16V39μFに交換します。
無極性の電解コンデンサなんていうものが存在することも知りませんでしたが、オレンジ色のちょっとチープな外観で、外してしまうことにあまり抵抗感はありません(^_^;)
そして、このくらいの小さな電解コンデンサは、指でしっかり把持することができ、プリントパターン面から半田を溶かしつつ部品を引き抜く力が加えやすいので、作業性がとてもいいのです。
あっさりとオレンジ色の電解コンデンサは外れました。
でも、その後が問題です。
運が良ければ基板の部品穴が開いた状態で外れることもありますが、たいていは余分な半田で穴がふさがった状態になっています。
そのままでは新しい部品を差し込めないので、半田ごてを当てて、半田吸引器などを駆使して余分な半田を除去し、きれいな穴が開くまで頑張ります。これがなかなか面倒なんです。というか、超面倒です。
そこで登場するのが、Lepy LP-2024A+の改造(その1)で紹介した精密ピンバイスとマイクロドリル刃です。余分な半田をある程度取り除いたら、ドリル刃で穴を開けてしまいます。細いドリル刃ですから、力を加えすぎず、やんわりと作業しないと刃が折れてしまいます。
私は当初はこの方法に気づかずに、泣く思いでひたすら半田を吸い取って、穴が開くまで頑張っていました(T_T)
次は新しい部品を取り付けます。
これがOSコンです。iruchanさんの教えに従い、同じ16V39μFを入手しました。
OSコンを基板にさして、裏で半田付けします。
ちょっと芋半田ぎみですかね(^_^;)
もちろん、このあとリード線は短く切りました。
交換完了。オレンジ色の電解コンデンサよりOSコンの方がかっこいいですね。
この先、多くの部品を交換していくのですが、ミスがあって音が出なくなったりすると困るので、部品を一つ交換するたびに音を鳴らしてみて、ちゃんと動作するか確認しながら作業しました。