Lepy LP-2024A+の改造(その5)
次は、苦労の第一弾、電源のフィルタコンデンサの交換です。
この黒い奴です。「OST」と書いてあります。
ちょっと調べた限りだと台湾製みたいです。16V2200μFでかなりほっそりしています。
これを憧れのニチコンのファインゴールドに交換するぞ!ということです。電源のフィルタコンデンサは容量が大きい方がいいようですので、少なくとも3300μFくらいにはしたいところです。
でもファインゴールドはデカいんです。
ファインゴールドの背比べをしてみました。
元のケースの高さに収まるのは2200μFまでです。
3300μFからは相当デカくなります。でも元のOSTの2200μFより容量が大きくならなければ、交換する意義が薄くなるんですよね。
なんとしても3300μF以上を無理矢理使うことも考えました。
こんな風にね…
でも、こんな哀れな姿ではファインゴールドに申し訳ない。
このあたりは自分で好きに悩めばいいので、結局どうしたかは最後に書きます。
それよりも、元のOSTの2200μFを取り外すのに苦労しました。
大きな部品はそれ自体で熱容量が大きく、しかもアース側はプリントパターンの面積が大きくて放熱しやすく、部品が外しにくいんです。
オレンジの電解コンデンサを外した時と同じ要領でグイグイやっていると、足がもげてしまいました。これはもう使えない…
30Wの半田ごてでも熱が足らない感じでした。
それで(その1)に書いた半田ごてを買ってきたりして、かなり苦労しました。
純粋に技術的に考えると、日本製のオーディオ用電解コンデンサで、容量は3300μFかできれば4700μFにアップする、というのが正解でしょう。
iruchanさんはニチコンのFWで3300μFに交換されており、さすがに意義のある王道を示していただいております。
でも私は「ニチコンのファインゴールドが好きだ!」という感情論のみで、FGの2200μFを使う道を選びました。
どうか皆さんは私のマネはしないで、大きな容量で意味のある改造をして下さいね。