Lepy LP-2024A+の改造(その1)
FOSTEXのミニスピーカーシステムを組む記事でも書いたとおり、ことの発端はiruchanさんのブログでLepyという中華アンプが安くて音が良くて、iruchanさんのような技術があれば改造して楽しむこともできると知ったことでした。
私はオーディオマニアでもありませんし、そこそこいい音が鳴ればそれでよしというテキトーな耳と考えの持ち主なので、あまりこだわりはありませんが、なんだかこのアンプにはとても心引かれました。amazonで検索すると3、4千円で売られており、失敗してもあきらめのつく値段なのも気に入りました。私はamazonでACアダプタ付きのを適当に選んで注文しました。
中国から直送の人もいるみたいですが、私のはおそらく国内の配送所にあったものが数日後に国内便で届きました。
箱から出してみると、とても小さくて軽くて、そして安っぽい(^_^;)
まぁ3500円ですからこんなものでしょう。RCAとミニプラグケーブルのオマケまでついていました。
さっそくPCを音源にして、このアンプと作ったばかりのFOSTEXのスピーカーを接続して鳴らしてみました。オーディオ通でもないのでまともな論評はできませんが、自分としては十分いい音だと思いました。
今回はiruchanさんのブログに触発されて購入しているので、ここから自分にできる範囲の改造をしてみようと思います。改造内容についてはiruchanさんのブログの完全な猿まねです。私は自分で回路を追ったり、設計したりする力はありません。半田付けが少しできる程度です。
なので、くれぐれも私のマネはしないで下さい。改造は私の責任でやっています。コンデンサーが爆発しても、自分の責任だと思っています。こんなことをやっているバカもいるという感じで見て下さい。
まず最初に、普通の日曜大工的な工具、ニッパやラジオペンチなどの電子工作の標準的な工具以外に、絶対にあった方がいいものを書いておきます。
特殊ねじ回し
iruchanさんのブログでも紹介されているとおり、Lepy LP-2024+のパネルを外して分解するのに必須です。これがないと何も始まりません。それにしても世の中にはヘンテコなネジがたくさんあるんですね。そういえばmacbookの底面にも変なネジが使われていた気がしますが、これがあれば分解できそうな気がします(しないけど)。
精密ピンバイスとマイクロドリル刃
これは改造を始めてから必要に迫られて買いました。これは絶対にあった方がいいです。部品を交換するのに、既存の部品を外した後、半田カスで狭くなった基板の穴を開け直します。そうしないと新しい部品を入れるのに苦労します。すごく苦労します(体験談(^_^;)。ドリル刃は0.7mmくらいをよく使いました。
半田ごて
使われている半田がすごく固まりやすいため、20Wのか細いモノでは苦労すると思います。30W以上のもので、場所によってはもっと大きな方がいい気がします。私は当初30Wを使っていましたが、どうしても十分に熱を加えられない場所があり、試しに下記のような半田ごてを買ってみました。スイッチを押すと一時的に130Wまで上がるというものですが、これでもそれほど楽にはなりませんでした。
大きな電解コンデンサのアース側のリード線は熱が逃げやすく、苦労しました。