Lepy LP-2024A+の改造(その8)

改造も佳境に入ってきました。

というか、本当はこのあたりでやめておこうと思っていたんです。

iruchanさんの改造記事では、残された大きな項目としては、

(1)出力のローパスフィルターの積層セラミックチップコンデンサの交換

(2)オペアンプの交換

と続きます。

 

私は古典的なプリント基板の半田付けくらいなら大丈夫ですが、表面実装のチップコンデンサやチップ抵抗の工作は全く経験がありません。なので(1)に手を出して交換に失敗するとアンプを使えなくしてしまう危険があると考えました。

 

また、(2)のオペアンプの交換にはあまり興味が無く、その割には工作の難易度が高そうなので、最初からほとんどやる気はありませんでした

実は以前ヘッドホンアンプでオペアンプの交換を試したことがあるのですが、どんなオペアンプに交換しても全部同じ音に聞こえて、自分の耳では意味がないとも思っていました(^_^;)

 

ある休日、少し時間の余裕があったりして、ふと(1)を試してみようかという気になりました。一応、交換する部品は準備していたのです。

ネット検索して、チップ部品のハンダ付けのコツや部品の外し方などを調べた上で作業を始めました。

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細いラジオペンチなどで部品を把持しつつ、片側の半田を溶かして部品を浮かせます。ほんの少し浮かせればいいのですが、私の場合は勢い余ってチップコンデンサをむしり取ってしまうこともありました。

チップコンデンサの金属箔のような端子電極が本体から剥がれてしまい、あぁ、もう元には戻せない…と覚悟を決めるしかありませんでした。

 

交換するコンデンサはニッセイ電機の積層メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ50V0.22μFです。iruchanさんの情報ではスピーカーのインピーダンスが8Ωの場合はこの容量がいいとのことなので、私のスピーカーFOSTEX P650Kも8Ωなのでそのまま使わせていただきました。

今度は基板に穴が開いていないので、チップコンデンサが乗っていたパターンに足が上手く乗るように工夫しなければなりません。

こんな風に足を曲げて、インベーダーゲーム(古い!)の様な形にしました。

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こうして、取り外すたびにチップコンデンサを次々と破壊しつつ(^_^;)、フィルムコンデンサになんとか交換しました。

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半田付けにちょっと難があるので、あまりじっくり見ないで下さい(^_^;)

音もちゃんと鳴りました。

いやぁー、ホッとしました