FOSTEX かんすぴでスピーカーシステムを製作(その1)
今までデスクトップPCの音はヘッドホンで聞いていました。
ヘッドホンなら夜中でも大きな音で聞けますし、大きなスピーカーやオーディオルームを用意しなくてもそこそこいい音が聞けるからです。でもちょっとしたナレーションを聞く時までヘッドホンを付けるのは面倒ですし、BGM的に音楽を鳴らしておきたい時もあり、スピーカーもあってもいいかなーと長年思っていました。
安いアンプ付きスピーカーは多数売っていますし、私の目的なら数千円出せば十分なものが買えるでしょう。でも、どうも買いたいと思うような製品がありませんでした。それに数千円の買ってきたままのスピーカーを机上に置くことを、私のプライドが許さないのです(←おぃおぃ、おまえの机の上なんか誰も見てないし、一体誰に見栄張ってんだよ!バカなの?)。
というわけで、ずっとヘッドホンで我慢していました。
ある日、私がよく見ているiruchanさんのブログで紹介されていた中華アンプLepy LP-2024A+がどうしても使ってみたくなりました。安いのにすごく音がいいらしい。そして改造して楽しめるらしい。「これは買うしかない!」と思いました。
アンプを買えばスピーカーも買うしかないので、検討開始。
iruchanさんはバックロードホーン型のエンクロージャーキットBW-800に手持ちのスピーカーで自作されています。でも私の机は小さいので、こんなに大きなスピーカーは置けません。もっと小さくないと…
そこで候補になったのは、FOSTEXの「かんすぴ」という名前で売られている小さなスピーカーユニットのキットでした。というか、小さなスピーカーユニットで、自作用で、しかも入手性の良いのはこれしかないかもしれません。
フルレンジスピーカー用だと6cm、8cm、10cm用の3種類あります。迷いましたが、一番小さい6cm用のP650-Eにしました。
スピーカーも6cmのフルレンジで調べるといろいろあるようでしたが、とりあえず初めて作るものですし、安心を求めFOSTEXのP650Kにしました。何より1本千円ちょっとですから、これは失敗しても文句が言えないくらい安くて良心的です。ダメなら買い換えようと思っていました。